古いタイプライターを使いたい

こんにちは、るぅ(@ru_rin)です。
私の部屋には古いタイプライターがあります。
重くて埃まみれのそのタイプライターは母方の祖母が使っていたものです。

100歳の祖母が使っていたタイプライター

祖母が使っていた古いタイプライター
大正4年(1915年)生まれの祖母は、今年100歳です。
耳が遠くなったりはしているけれど、元気に暮らしています。
女学校を卒業後住友に就職し、肥後橋にある住友ビルディングで働いていたそうです。
その頃からタイプライターを使っていて、祖父と結婚した後も祖父の仕事を手伝うためにタイプライターを使っていたらしく、タイピングはお手の物。
90歳を過ぎてから、そのとき海外に住んでいた私の妹とテキストチャットで話したりしておりました。

タイプライターの情報

使い方もましてや型番もわからないタイプライターの数少ない情報は「underwood」の文字くらい。
メーカー名なのはネットで調べてわかりましたが、マニュアルなどは見つけられませんでした。

underwood ってつまり木下ですよね。
日本でなら キノシタ ってメーカー名かしら?
タイプライターのメーカーの刻印はunderwood

動かないわけではなく「動くけれども戻らない」という状態です。

るぅさん(@ru_rin)が投稿した動画

裏返して埃取り

タイプライターをひっくり返して裏から掃除 まずはできることから始めます。 あいにくエアダスターがガス欠で使えなかったので古い歯ブラシやシーツを切ったウエスで埃を取り除きます。 しかし半世紀以上使われないまま放置されていたので表面以外は全て埃まみれ。 とてもじゃないけれど古歯ブラシなんかじゃ取りきれません。 できるなら一度分解したいくらい奥まで埃まみれ。 けれど分解して元に戻す自信がないのでそれも無理。 さてどうしよう?

英語で検索してみる→ユーチューブで動画を見つけた

埃取りに飽きたのでもう少し情報を探すことにしました。 「タイプライター メンテナンス」や「タイプライター 修理」で検索してみるものの、うまく情報を見つけられません。 そこでいつものように英語で検索。 「typewriter」と入力して画像検索すると、なんだか似たタイプライターの画像を発見。
YouTubeの動画でした。

どうやら型番はSX-100らしい。
サクサク動いていいなぁタイピングの音も良いし。
長い動画じゃないので何度か繰り返して見ていて、気づきました。 「タイプする幅を固定するため?の部品?の位置が動画のと祖母のとで違う?」
タイプライターの部品
左右についていて左側は少し動くけれど、右側は固定してあるんだろうなってくらい固くて動きません。
恐る恐るクレ556をほんの少しウエスに吹き付けて左側の部品を拭いてみました。
少し動きやすくなったかな?
次は古歯ブラシにクレ556を吹き付けて部品をこすってみます。
あ!動く範囲が少し広がった!
だんだん調子に乗ってしまいには直接クレ556を吹き付けてウエスと古歯ブラシで磨きます。
そして全く動かなかった右側の部品も動くようになりました(≧∇≦)

フロントパネルが外せる事に気づく→アーム(ハンマー)が見えるようになった!

右側の部品を動かして金属軸を磨いたりしてるうちに、フロントパネルが少しずれていて部品の可動域に干渉していることに気づきました。
ずれを戻せるかと触ってみると「あれ?これもしかして外せるんじゃない?」 そりゃ外してみますよね
タイプライターのフロントパネルが外せた
ネジ止めもなくスムーズに外すことができました+゚(ノ∀`)。+゚
そしてアーム(ハンマー)が見える!
再びウエスと古歯ブラシで埃を取って、少しビビりながらもクレ556を吹きつけまくります。

レトロでメカニカル。たまらない!
アームの先端のアルファベット

埃が取りきれていない部分もまだあるけれど、ひとまずここまでは動くようになりました♪( ´▽`)

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